櫻坂46 歌詞 解釈

櫻坂46「君と僕と洗濯物」の深い歌詞の意味を考察 〜なぜチューリップ?「青空が違う」のプロローグ?〜

「君と僕と洗濯物」はどんな曲?

「君と僕と洗濯物」は櫻坂46の2ndシングル『BAN』のTYPE-Bに収録されています。

森田ひかるさんがセンターを務めている曲で、初めて部屋に来た女の子との幸せな時間を描いた歌です。5軍の控えである男子が1軍に転生した妄想を描いているかのようにも見えます。

話者である「僕」の目線から語られているこの歌詞ですが、「君」との関係性はどのようなものなのでしょうか?

そして多くの人が感じたであろう「チューリップ」の違和感と、「青空が違う」との共通点についても深読みしていきたいと思います。

目次

「君」はどんな女の子?

真っ青に晴れた日曜日の午後
遊びに行くからなんてLINE来たけど
散らかってるから嫌だって言ったのに
チューリップ持って押し掛けてきた

出だしからぶっ飛んだ彼女(ではまだないですが「君」と表記するのも変なので、今後も「君」=「彼女」で表記します)の様子が書かれます。
 
異性の部屋を訪ねるのに「遊びに行くから」と一方的に連絡をしてきているところから、二人がかなり近い距離感で、彼女の方が一枚上手というか、グイグイくるタイプなのが読み取れます。
 
「僕」の方は「嫌だ」とまで言っていますが、問答無用で訪ねてきたその手には
「チューリップ」! 
 
かなり唐突な感じがする展開です。しかし、意味を考えるためにも、花言葉からアプローチしてみましょう。(花言葉は、根拠とするものによって、同じ花でも色々な意味が言われていますので、あくまでも一説を取り上げます。)
 
チューリップ全般の花言葉は「思いやり」だそうです。
 
・・・。
 
いきなり部屋に押しかける人って「思いやり」あるかなあ?
でも!でも!そのあとの洗濯物を何も言わず片付けてくれるところなんかは「思いやり」の塊ですし、そんな「彼女」の人柄を表しているのかもしれません。
※あと、チューリップは3~5月頃の花なので、ここからこの歌の季節が春頃だと言うことも分かります。
 
とか考えていたら、ありました!
 
他にも、赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」!
 
 これならピッタリかもしれません。
このチューリップだって、行きがけに適当に買ったわけではないでしょう。
 
もしかしたら何も気にしていないそぶりの彼女の方こそが、この訪問を一世一代の大勝負だと思っていたのかもしれません。
 
この後の歌詞では「僕」の方がLINEをもらってから落ち着かない様子が描かれていますが、彼女の方もLINEを送ってからずっとドキドキしながら待っていたのかもしれません。
 
そう考える方がその後の二人の距離感も納得できます。
 

「僕」のプライド?

警戒心が まるでないの?
僕だって男だよ
そうさっきからドキドキしてる

初めてなんだ 異性が来るなんて・・・
だから朝からずっと落ち着かなくて・・・
かと言って急に片付けちゃっても
誰か彼女がいるみたいだし・・・

おそらく何気ない風を装ってドキドキしている彼女ですが、それは「僕」の方も同じです。

ただし、この歌詞のポイントは「僕」の方も彼女への恋心というのをハッキリとした形では表現していないところです。

「僕だって男だよ」「初めて異性が来るから落ち着かない」のように、好きな「君」が来るからではなく、「誰でも男なら女性が部屋に来ればドキドキするものでしょ?」という論理で自分の気持ちを隠そうとしているようです。

ですが「誰か彼女がいるみたいだし」などの考えは、 彼女が好きだからこそ浮かんでくる考えでしょう。ただの女友達なら、そんな誤解をされても問題はないはずです。

隠そうと思っても隠しきれない本音が所々に描かれていますね。

「朝からずっと落ち着かなくて」という部分から、彼女からのLINEは前日の夜か当日の朝に送られてきたのが分かります。

そこから数時間もの間、「片付けたらどう思われるか」のような細かなことをあれこれと心配している「僕」の初々しさも感じられます。

二人の微妙な距離感

君が干してくれた洗濯物
嬉しいけれど恥ずかしくて
もうそんなのいいよなんて
ちょっとぶっきらぼうに
言ってしまってごめん

君が畳み始めた洗濯物
こんな時間が続けばいい
その周りをウロウロして
手持ち無沙汰のままで
なんだか 幸せだった

1サビと2サビを並べてみると、「干す」から「畳む」となっており、結構な時間が経過しているとも読み取れます。

ですが、洗濯物が乾くまでの長い時間、二人がこの距離感なのも不自然に感じるので、1番は洗濯機の中のを干してくれて、2番は、その時すでに干しっぱなしになっていた洗濯物を取り込んで畳んでくれていると考えます。

いずれにせよ「僕」は何もしておらず、「お前も手伝えよ!」とツッコミを入れたくなりますね。今の時代だと特にうるさく言われそうです。

ですが、あえて「僕」のフォローをします。

■「ありがとう」と手伝いたいのに「もうそんなのいいよ」と言ってしまう。

■隣で畳むのを手伝うには距離が近すぎて、かといって完全に放っておくこともできず、周りをウロウロしてしまう。

この2つが表すような「二人の微妙な距離感」というものこそが、この歌で描きたかったテーマではないでしょうか。

ですので、歌のテーマ上、仕方が無いといえば仕方が無い・・・かも。

恋の成就

特別なデートするよりも
日常を君と過ごしたいよ
散らかってた僕の部屋が
見違えるように綺麗になって
僕たちは次に何しようか?

 

物干し竿の向こうから
黄昏に染まっていく
今度はいつ来るの?なんて
図々しいかな

君が干してくれた洗濯物
嬉しいけれど恥ずかしくて
もうそんなのいいよなんて
ちょっとぶっきらぼうに
言ってしまったけど
みんなに自慢したいよ

2番では片付けていなかった「僕」の部屋が「綺麗になって」いくのは、やはり彼女がやってくれているのでしょう。そしてやはり「僕」はつかず離れずで見ているのが想像できます。
 
「僕たちは次に何しようか」の後「黄昏に染まっていく」といきなり夕方まで、時間が飛びます。
 
この空白の時間にどこまでのことがあったのかはそれぞれの想像にお任せしますが、
「今度はいつ来るの?」という想像からも、二人の恋がしっかりと実ったことが分かります。
 
ラストのサビは、最後の一行だけ「みんなに自慢したいよ」と変わっています。
この一行だけで、恋が実ったことや、こんな素敵な彼女がいるということをみんなに自慢したい「僕」の心の爆発が伝わってきます。
 
ぎこちない二人が無事に結ばれて、めでたしめでたしですね。
 

「青空が違う」とつながる?

「青空が違う」は欅坂46時代に「青空とMARRY」というユニットで歌っていた私も大好きな曲なのですが、今回の曲を聴いて「ひまわりの種を持って来た」あの彼女を思い浮かべた人は少なくないでしょう。

というわけで、ストーリー的につながるのか考えてみます。

言葉の共通点

「洗濯機」「勝手に押しかけた」「青空」「散らかった部屋」「だけど言えなくて」「本当は一緒に帰って欲しいけど 夢を絶対叶えて欲しい」

ストーリー

上の共通点を見てみると、つなげるのに明らかに無理な点はなさそうです。

この「君と僕と洗濯物」で結ばれた二人でしたが、数年後に「僕」の方は夢を追うために都会で一人暮らしを始めるのでしょう。

それを心配してアポなしで訪ねてしまう彼女の強引さも、一人では部屋を片付けられない彼のずぼらさも相変わらずのようです。

都会を「洗濯機」と喩えた彼女の頭には初めて彼の家に押しかけた、この歌の情景が浮かんでいたのかもしれません。

お互いに大切な想いを口に出せないもどかしい性格も変わっていないようです。

ひまわりの花言葉は色々ありましたが、「あなただけを見つめる」「情熱(を応援する)」「願望(がかないますように)」などが夢を目指している彼を応援するメッセージとして込められているのかなと考えました。

※余談ですが「ひまわり」は「火回り」という字に通じるところから、庭に植えると家事を起こすとして不吉だと考える言い伝えも根強くあるそうです。「青空が違う」で「ひまわりの種を持ってきた 鉢植えの土に埋めよう」とわざわざ庭じゃ無い植え方を指定しているのは、これを上手く回避しているのかもしれません。

未来の二人の恋もそのまま上手くいってくれることを願うばかりです。

最後に

いかがでしょうか?

歌詞自体が結構妄想チックなテイストなので、遠慮無く妄想を膨らませた読み方をしてみました。

チューリップや向日葵の花言葉には他にも様々なものがあるので、どの言葉を意味するかによって、ストーリー性が変わってくるのを楽しむのも面白いかもしれませんね。

新しい読み方があれば、ぜひ教えてください。

長文をお読みくださり、ありがとうございます。

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