2曲目の4期生曲!
2025.9.26に櫻坂46の2曲目の4期生曲「Alter ego 」がYoutubeで公開されました。センターは4期生の山川宇井さんです。CDでは『Unhappy birthday構文』の全TYPEに収録されています。
4期生のデビュー曲「死んだふり」が少しダークな印象の曲だったのに対し、この「Alter ego」は明るさ100%の元気が出るような曲です。
ここでは
■普段の「私」はどんな人?
を中心に考えていきます。
ぜひ最後までお読みください。
動画はこちら↓から見られます。
歌の流れを追いながら全体のストーリーを考察
1番 恋をして変わった「私」
ふと思って 髪を束ねてみたポニーテール
昨日までとちょっぴり違う私に気づいて
そんなことを考えるタイプじゃなかったのに
あなたと出会って何だか(変わっちゃった)
ショーウインドウに 映っている自分
何だか恥ずかしいけど どうかな?
私も知らない この人…
Notice me!
心の中には Alter ego!
恋すりゃ誰だって 絶対に
もう一人の私が現れる Oh wow
本当の 気持ちが形になるんでしょう
全然 違う性格だって 思ってたけど
今 笑ってる私 Alter ego!
歌詞に入る前に、タイトルの「Alter ego」とは何でしょうか。
「Alter ego」とは直訳すると、歌詞の中にもあるように「もう一人の自分」という意味になります。日本語で「エゴ」というと「わがまま」というイメージがありますが、ここでの「ego」は本来の「自我」という意味で使われています。
「舞台上での別人格」「ネット上での別人格」「日常モードと仕事モード」など様々な場面が当てはまります。
それを踏まえて歌詞を見てみると、ポニーテールというのは、いつもの「私」がやらない髪型で「もう一人の私」の姿だと言えます。
ショーウィンドウに映っている自分を「この人」と呼んでいるように、いつもの自分とは完全に別人のようです。
そのきっかけは「あなた」に恋をして、自分を意識して欲しいと思ったからでしょう。
「心の中にはAlter ego」「本当の 気持ちが形になるんでしょう」という歌詞からも分かるように、いきなり生まれた新しい人格というよりも、普段は表に出てきていない「本当の自分」と捉えているようです。
「今 笑ってる私 Alter ego」とあるように、普段の「私」はあまり笑ったりすることはない内向的な性格なのかもしれません。
2番 いつもの「私」は?
見た目なんて気にしたことなんかなかったけど
なりふり構わずこっちを(見て欲しかった)
こんな気持ちになるなんて初めて
誰でも経験することでしょう
振り向かせたいの あなたを…
Look at me!
ラテン語由来の Alter ego!
読んでた本にあったフレーズ
今の私の気持ちそのもの Oh wow
今日まで 隠してた自分がそこにいる
素直に 心 曝(さら)け出すことっていけないこと?
むしろ快感なんだけど Alter ego!
長い髪 解(ほど)いてもいい ポニーテールよ
ラテン語由来の Alter ego!
読んでた本にあったフレーズ
今の私の気持ちそのもの Oh wow
Notice me!
心の中には Alter ego!
恋すりゃ誰だって 絶対に
もう一人の私が現れる Oh wow
本当の 気持ちが形になるんでしょう
全然 違う性格だって 思ってたけど
今 笑ってる私 Alter ego!
Uh
Alter ego!
2番の歌詞も基本的には1番と同じ内容ですが、いつもの「私」が伺える表現がいくつかあります。
まず「ラテン語由来のAlter ego 読んでた本にあったフレーズ」とありますが、「Alter ego」という語はそれほど一般的な語ではありません。哲学以外の分野でも用いられることがあるようですが、ある程度の本を読み慣れていないと出会わない語だと思います。
そんなところから「私」は読書家だと考えられます。
他にも「見た目なんて気にしたことなんかなかった」「今日まで 隠してた自分」などあるように、これまでは見た目に無頓着だったのでしょう。髪型も、「長い髪 解いていい ポニーテールよ」と、これまでは邪魔にならないように短く結んでいたのでしょう。
そんな普段の「私」だからこそ、「あなた」に気づいてもらいたいと積極的にアピールしている「私」は別人格のように感じられるのでしょう。その変わりようには「私」自身が一番驚いていると思います。
「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」という曲も、恋をしてからは生き方が正反対になってしまうくらい変わっていますが、それと似たものを感じますね。
最後に
いかがだったでしょうか?
いつもの「私」をイメージすることで、恋によって大きく変わった「もう一人の私」とのギャップがより感じられればと思います。
全面的に明るい曲ながら、感想のダンスの激しさにも注目の曲ですね。
長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました!
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