衝撃的なタイトルの4期生デビュー曲!
2025.6.6に櫻坂46の4期生のデビュー曲「死んだふり」がYoutubeで公開され、6.12には有明アリーナで行われた「First Showcase」でライブ版も初披露されました。
CDとしては6月25日(水)発売の12thシングル『Make or Break』に収録されます。
センターは4期生最年少で陸上少女の山田桃実さんです。
4期生のドキュメンタリーで新曲の曲名が「死んだふり」と発表された時の衝撃はすごいものでしたね。一見ネガティブな歌に見えますが、歌詞の意味を追っていくと、前向きな希望を与えてくれる歌だということが分かります。
ここでは
■4期生曲としてのメッセージとは?
を中心に考えていきます。
ぜひ最後までお読みください。
曲はこちら↓から見られます。
歌の流れを追いながら全体のストーリーを考察
1番 自分の意志を押し殺していた「僕」
このまま死んだふりしていようか?
1mmも動かないで
一人で死んだふりするしかない
もう呼吸なんかしない
あれ これか いや そっち どれも
いつも指示されてるばかり
僕の意思そのものは
どこへ行ってしまったんだ?
何も語れず 反抗できず
従うだけの弱い自分
誰かに死んだふりさせられて
何のために生きているのか?
いつからか死んだふりしていたのは
気づかれたくないから
最初から「このまま死んだふりしていようか?」という衝撃的な出だしですが、これは実際に寝転がっている状態という訳ではなくて、生き方の比喩だと考えられます。
「いつも指示されてるばかり」「従うだけ」「誰かに死んだふりさせられて」という歌詞からは他人に何を言われても自分の意志を出さずに流されている「僕」の生き方を「死んだふり」と表しているのでしょう。
そうなったのは「気づかれたくないから」「防御本能」と、自分を守るための処世術であったと言っています。人前で自我を出して目立つことは、反発をされたりと面倒なことにもつながります。それよりは自分を押し殺していた方が楽だという風に生きてきたことが分かります。
「ボロ雑巾みたいなもの」というフレーズが印象的ですが、生きている価値が無いという喩えの他に、使いたい時は良いように使われて、用が済んだら捨てて置かれてしまう生き様の比喩にもなっていると思います。
2番 第二の人生のスタート
No! 無理だ! 拒否! 嫌! ごめん!
何も妥協できやしない
そう誰に対しても
見えないバリアを張ってしまう
絶望してた たった今まで
この世界は暗闇だけ
もう一度 生き返れ 僕自身
情熱は隠してただけ
今すぐに生き返れ 瞼開けて
さあ魂の再生
何でもいい 生き返れ 蘇ろう
やり残した夢があるよ
何度でも 生き返れ それが人生
永遠に続く
信念こそ
命を燃やすエネルギー
誰かに死んだふりさせられて
何のために生きているのか?
いつからか死んだふりしていたのは
気づかれたくないから
突かれても死んだふりし続けてる
ボロ雑巾みたいなもの
頑なに死んだふり貫くのは
防御本能さ
1番では人の言いなりになっていた「僕」ですが、2番は拒否の連続から「何も妥協できやしない」と強い自我が出てきています。
「見えないバリア張ってしまう」というとネガティブな意味に見えますが、これまでの「防御本能」が「死んだふり」のように無抵抗の言いなりだったことを考えると、自分の世界をしっかりと守っている前向きな意味としても読めるでしょう。
「絶望してた たった今まで」という歌詞は、裏を返すとこの瞬間に希望が生まれています。
その証拠にこの後からの歌詞は一気に前向きなものに変わっていき「情熱は隠してただけ」「やり残した夢があるよ」と「死んだふり」をしていた時も、心の中には熱い想いを秘めていたことが明かされます。
この後は「生き返れ」「蘇ろう」とその情熱を前面に出して新たな人生に進んでいく「僕」の姿が目に浮かびますね。
今、「自分が出せていない」「自分の人生を生きていない」と感じる人たちにとって前向きに生きる決意をさせてくれるメッセージを感じるのではないでしょうか。MVも最後は満面の笑みで終わっており、勇気を与えてくれます。
最後に 4期生のデビュー曲として考えると
いかがだったでしょうか?
ここまで見てきたように、この曲は「第2の人生のスタート」のような前向きさを感じさせます。4期生のデビュー曲ということを考えると、アイドルとしての「第2の人生のスタート」という意味も読み取れるでしょう。
それぞれのメンバーのこれまでが「死んだふり」というほどネガティブだったかはわかりませんが、「情熱」「やり残した夢」としてオーディションに臨んだ人は多いでしょう。
これから「命を燃やす」といえるような充実した活動を楽しみにしています。
長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございます!
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